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            『要求』と『仕様』の違いとは?
            2022/03/29
            前回(3/27)の投稿に引き続き、『言語の壁』に関連した内容について、お話します。 

            ※なお、前回の予告では『コマンド』と『プログラム』について申し上げましたが、内容を変更させて頂く旨、ご容赦くださいませ。

            今回は『要求』と『仕様』についてです。 

            『要求』と『仕様』はあらゆる開発現場、作業現場において用いられており、『機能要求』『非機能要求』『基本仕様』『詳細仕様』など、様々な名称のものが存在します。そして『要求仕様』なんて言葉もあったりします。

            今日は『要求』と『仕様』について、一般的な考え方についてお話しいたします。
            さて、皆さまは『要求』と『仕様』についてどのようにお考えでしょうか? 違うと思われている方、『要求仕様』があるから同じと思われている方、様々だと推察します。

            色々な意見があるかと思いますが、私の考えは1枚目のスライドに示した通り、『要求』と『仕様』は異なるものと考えています。それは、企画、開発、製作の工程を考慮すると明らかになります。

            企画や開発上流の工程において、製品(システム、ハード、ソフト)を製作するにあたって、製品のあるべき姿(コンセプト)を考えます。そして策定したコンセプトを満足すべく、機能および非機能『要求』を作成します。

            しかし、この段階では製品を製作することはできませんよね。
            この後、機能を実現するために必要な技術『要求』、技術を可能にするために必要なハードウェア/ソフトウェア『要求』の作成過程を経て、最後に製品を製作するために参照する『仕様』が作成されるのです。

            要するに製品に対する『要求』を、製品を『実装』するために必要な『仕様』へ翻訳し、『仕様』の内容に沿って製品を『実装』するのです。
            『要求』が提示されても『実装』はできません。『仕様』の存在が必要なのです。

            『要求』『仕様』の違いを明らかにしたところで、重要となるのは、双方の関係性、トレーサビリティが確保されているかに注目する必要があります。
            2枚目のスライドをご参照ください。具体例を挙げて説明します。

            とあるシステムAがあり、システムAは10msec毎にデータ処理を行っています。そして処理したデータを100msecごとに他システムへ送信するという『要求』を作成しました。
            ここから製品『実装』できるべく、『仕様』に落とし込むのですが、この『要求』では複数の『仕様』を作成することができるのです。スライドでは2種類の『仕様』を例に挙げましたが、2つの『仕様』は『要求』を満足していますが、動作としては異なります。『実装』工程では、両者の『仕様』で製品を製作することが可能であり、不具合の原因になり得る事象です。

            この場合、『要求』に記載すべき情報が不足していたということになりますが、各工程の引継ぎ時にレビューを実施をして、理解齟齬、情報不足がないか担当者間で確認する必要があります。

            今日はここまでにしたいと思います。次回、コマンドとプログラムについてお話します。    
            『要求』と『仕様』の違いとは?
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